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感染症

麻しん(はしか)にご注意ください(特に妊娠中の方)

2013年末〜2014年初頭の2ヶ月の間に、61例の麻しんの感染が報告されております。これは昨年の26例の倍以上の数字です。
本来麻しんは春から初夏にかけて流行するものなので、これからの動向に注意が必要です。

麻しんウイルスは空気感染、飛沫感染、接触感染で非常に感染力が強く、免疫を持っていない人ではほぼ100%感染します。麻しんは年齢に関わらず、重篤になれば命に関わる病気です。感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。死亡する割合も、先進国であっても1000人に1人と言われています。

一度感染すると一生感染しないとも言われております。また、麻しんにはワクチン接種が有効ですので、未接種の方は、早めに接種されることをおすすめします。

麻しんウイルス自体(モルビリウイルス属)自体は、限られた宿主(人であれば人に伝播)に感染し、血清型が同一(インフルエンザはそれが多様にある)であるため、ワクチン接種が極めて効果が高いと言えます。

最も注意すべき点としては、妊娠中はワクチン接種ができないということです。妊娠中に麻しんにかかると流産や早産を起こす可能性があります。麻しんワクチン未接種、または未感染の場合は人ごみを避ける等の注意が必要です。また、麻しん流行時に、同居者に麻しんにかかる可能性の高い方、例えばワクチン接種を受けていない方で、医療、教育関係、保育福祉関係、その他麻しんウイルスに暴露する可能性が高い方などがいる場合は、その対応についてかかりつけの医師にご相談ください。

また、ご家庭でできるウイルス対策をできるだけ徹底してください。麻しんウイルスは大変感染力が高い反面、モルビリウイルス属なので駆除自体はノロウイルスのように困難ではありません。感染経路の遮断、空間ウイルス対策、よく触れる場所などの消毒等を徹底して行って下さい。


参考サイト:
厚労省「麻しん(はしか)に対するQ&A」
厚労省/国立感染症研究所 感染症発生動向調査 感染症週報

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